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国立国際美術館 開館40周年記念展
「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」×graf オリジナルスイーツ第三弾のお知らせ

Kitchen, Event

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国立国際美術館で5月6日(日)まで開催中の「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」。本展の開催を記念して、grafでは出展アーティストの作品からインスピレーションを得たお菓子を販売します。めくるめく世界を巡って見つけたエッセンスから、心踊るお菓子を一つずつ丁寧に手作りしお届けします。

第3回となる今回は現代アーティストの塩見允枝子氏とコラボレーションし、本展に展示中の作品と関連させたお菓子を販売します。
塩見氏は1960年代から美術・デザイン・音楽・詩・演劇・映画といったジャンルを横断しながら活動し、「トランスメディア」を制作手段として多岐にわたる制作をしています。1965年から1975年に制作された代表的作品シリーズ「スペイシャル・ポエム」では、招待状を送ることから始まる壮大なメールによるイヴェントを通して、世界と交信し続けました。この「スペイシャル・ポエム」に、お菓子を通してもう一度出会うことができます。

発売日 / 4月25日(水)~売り切れ次第終了
販売場所 / 国立国際美術館ミュージアムショップ・graf studio にて販売
 ※販売先が追加になる可能性があります。

3  / Spatial Poem

塩見允枝子氏の代表的作品シリーズ「スペイシャル・ポエム」とコラボレーションし、制作しました。9つのイヴェントによるシリーズ作品である「スペイシャル・ポエム」。郵便による招待状からスタートするイヴェントで、今回はその中から3つのイヴェントをピックアップし、それぞれのお菓子を招待状として受け取っていただきたいと思います。
さらにこのコラボスイーツを制作するにあたり、塩見氏より特別にお菓子に使用するワードを書き下ろしていただきました。美術館での作品鑑賞だけでなく、お菓子を食べ、食べ終わった後も作品に参加していただくことができる、アートとスイーツのコラボレーションをお楽しみください。

SPATIAL POEM
No.2  direction event 方向のイヴェント
In what direction are you moving or facing?

レモンのクッキー / 2枚入り (¥600+tax
塩見氏の作品「Direction Event」から「あなたはどんな方向へ動いていますか、又は面していますか?」という問いかけを抜粋しました。方向のイヴェントは、各都市の時差を一覧表にして送り、同一時刻に皆がどのような方向に向かって動いたか、あるいは面していたかを報告してもらうことによって方向という概念がどのように解釈されるか、その多様性を期待する、という作品です。
お菓子を見ている時、お菓子の方を向いていますが、今後どのような方向に向かって動きだすのかを考えるきっかけとなるスイーツとなっています。
「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」の世界観にも近いものとなり、締めくくりにふさわしいお菓子となりました。

SPATIAL POEM
No.4  shadow event 影のイヴェント
Make a Shadow of the SHADOW on something.
フロランタン / 1枚入り  (¥730+tax
塩見氏の作品「Shadow Event」から「このSHADOWの影をどこかへ映してください」という言葉を抜粋。影のイヴェントは、「SHADOW」と印刷した透明なフィルムを招待状に同封し、影の影を投影するよう依頼した、というイヴェントです。
パッケージに映るタイトルで影をつくり、影とお菓子を一緒に撮影し、Instagram に#shadowoftheSHADOW のタグをつけて投稿していただくことで購入者の方も作品に参加していただけます。一人一人が参加することでshadowの集積として交信することができます。
作品の発表当時は国際郵便によるやりとりでしたが、インターネットの発達により、SNSを通じて世界中の方とのやりとりを行うことができるため、現代版の「影のイヴェント」とも言えます。お菓子がなくなっても作品として残り、その人の生活に広がっていくことをイメージしています。

SPATIAL POEM
No.9  disappearing event
 消えるイヴェント
Make these words disappear.

ココアクッキーとグラノーラ / クッキー4+グラノーラ20g入り(¥600+tax
塩見氏の作品「Disappearing Event」からインスピレーションを得て、「ことばを消す」ことを「ことばを食べる」と捉えました。今回のために特別に塩見氏よりご提示いただいた8つのワードをクッキーに刻印しており、他にはないお菓子となりました。ぜひそれぞれの言葉の持つ意味にもご注目ください。

FLOATING SYLPH / 漂う空気の精
ASTERISK / 星印
MYSTIC OBLIGAT / 神秘的な助奏
DELPHINIUM / デルフィニューム
SOLAR ECLIPSE / 日蝕
PENDULUM / 振り子
EXTINCT BIRDS / 絶滅した鳥たち
MARIONETTE / 操り人形

塩見允枝子 
岡山市出身。1961年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。1964年ニューヨークへ渡りフルクサスの活動に参加。65~75年の間に郵便によって、世界の人々と同じイヴェントを同時に行なう「スペイシャル・ポエム」のシリーズを行なう。帰国後もトランスメディアの手法によってコンセプトを様々な媒体で作品化し、ジャンルを超えた活動を続けている。

国立国際美術館 開館40周年記念展「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」
会期 / 1月21日(日)~5月6日(日)
国立国際美術館の開館40周年を記念した特別展。数々の新作や、展覧会場で日々繰り広げられるパフォーマンスなどの新しい試み、選りすぐりの所蔵品など、45作家の作品からなる展覧会。

作品提供:塩見允枝子
グラフィックデザイン:井上麻那巳
パティシエ:川崎久美子(graf)
撮影:澤真俊(graf)
企画:寺田愛(graf)
協力:国立国際美術館