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TROPE  ー不便の追求ー

grafは、クリエーターにインスピレーションを与える場をもつBlend Studio(株式会社由苑)とアーティスト・企業とのネットワークをもつアートプロデュースユニット YOMAFIG. と協働で、Tato Architects 島田陽氏、建築家ユニット dot architects 、graf 服部滋樹の三者でgrafのオリジナルプロダクト「TROPE」の概念を基にしたインスタレーションを2日間限定で展開します。

「TROPE」はあらかじめ決められた用途や役割を与えられていない、使い手の想像力を伴うことで機能を見出すgrafのオリジナルプロダクトのシリーズです。 2011年に第1作目を発表したこのシリーズは、物や情報があふれる今の時代に必要なものは何かを考え作り始めました。 生活の知恵に学ぶ、工夫をする楽しさ。日々の生活をサバイブし、生活者の新しい感覚を育んでゆく。その使い方は全て、使い手の感覚に委ねられています。

今回、本館を島田陽氏が、同敷地内の離れの小屋をdot architectsが設計を手掛けた、ホテルをコンバージョンし街に開かれたアーティストの活動の拠点「Blend Studio」で、建築、クリエイティブ業界を牽引する三者が、それぞれの立場・視点からインスタレーションを展開。
TROPEをプラットフォームとすることにより、固定された思考を広げ、それぞれの領域を超えた概念が可視化される様をご覧いただけるほか、トークイベントの開催や作品及び、graf shopのお茶やアイテムを一部販売します。

「 TROPE ー 不便の追求 ー 」
開催日時|
10月30日(土) 10:00-19:00
10月31日(日) 10:00-17:00(※31日17:00以降はトークイベント参加者のみ入場可)
入場料|1,000円(税込) 中学生以下無料 ※31日(日)トークイベントは別途1,000円(税込)
場所|Blend Studio (大阪市此花区梅香1-24-21 )
予約フォーム|https://trope2021.peatix.com
企画|YOMAFIG.、株式会社由苑(Blend Studio)、graf
問合せ|YOMAFIG.(担当:吉見)
TEL|080-5322-2339
MAIL|gendaiarttodeauhi@gmail.com

オリジナルプロダクト「TROPE」 はこちら よりご覧いただけます。


トークイベント
「Tato Architects 島田陽 x dot architects 家成俊勝 x graf 服部滋樹」

日時 | 10月31日(日)17:30 -19:00(受付開始 17:00)
場所 | Blend Studio 参加費 | 1,000円(税込) ※入場料別途要
先着 | 20名(予約フォームより要予約)
司会 | YOMAFIG.、辺口芳典(詩人)
※詳細は追ってBlend Studio、YOMAFIG. のSNSでご案内致します。

島田陽(Tato Architects)
1972年神戸生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院修了後、直ちにタトアーキテクツ設立。「六甲の住居」でLIXILデザインコンテスト2012金賞、第29回吉岡賞受賞。 「石切の住居」で日本建築設計学会賞大賞(2016)「ハミルトンの住居」でHouse of the Year Award, AIA Brisbane Regional Awards/State Award, AIA Queensland Architecture Awards/National Commendation, AIA National Architecture Awards「宮本町の住居」でDezeen Awards2018 House of the Year受賞。著書に『7iP #04 YO SHIMADA』『現代建築家コンセプトシリーズ22/日常の設計の日常』等。京都市立芸術大学准教授、京都芸術大学客員教授、神戸大学、神戸芸術工科大学非常勤講師。

dot architects
建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家に関わらず様々な人との恊働を実践している。設計だけに留まらず、現場施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなど様々な企画にもかかわる。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。第2回小嶋一浩賞受賞。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、寺田英史、宮地敬子、池田藍、石田知弘の7名。

<司会>
辺口芳典(詩人)
詩人。2000年発行の文芸誌「Wasteland」でのデビュー以降コンスタントに詩を書き発表する。最新の詩集に「水の家」がある。詩集の出版のほか、写真、演劇、司会、ファッションブランドとのコラボなど詩人の活動範囲を拡張し続けている。2011年 ドイツ、デュッセルドルフのゲスト・アーティストとして招聘され、日独交流150周年を記念した催しでの写真展示や朗読パフォーマンスを行なう。2014年 シアトルから日英バイリンガルの作品集「Lizard Telepathy Fox Telepathy」2018年 写真集「mean」がブルノ国際グラフィック・ビエンナーレ入選。


企画
YOMAFIG.
全国各地でアートプロジェクトの企画運営を行うユニット。 これまでアートに興味はあったけれど、 なかなか触れる機会がなかった人が気軽にアートやアーティストに親しめる機会を作る活動を行い、 ホテルやオフィスをはじめとした不動産の新しい使い方の提案に繋がる企画を多数手がける。

株式会社由苑(Blend Studio)
 大阪市此花区の四貫島・梅香エリアにて、Blend Studio (レンタルスタジオ・アートギャラリー)とThe Blend Apartments (アーティストのためのレジデンス スペース・住居)を運営。若手作家の展示企画を不定期で開催。2021年春それまで営業していたホテルThe Blend InnをコンバージョンしたStudioの本館の建築家は島田陽、離れの小屋はドットアーキテクツによる共同のプロジェクト。

graf
大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、コミュニティデザイン、カフェの運営や食や音楽のイベント運営に至るまで暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。近年では、生産者や販売者と生活者が新しい関係性を育む場づくりとしてのコミュニティ型プロジェクト「FANTASTIC MARKET」や、滋賀県や奈良県天理市をはじめする自治体のブランディングなど、新たな活動領域を開拓している。