Progress of graf

あなたと同じ日、同じ季節。私たちはあなたと同じように暮らしながら、
新鮮な発見や驚きを素にgrafをつくっています。

2012.04.28

Barnshelf no.03



grafで内装デザインを担当している“Barnshelf(バーンシェルフ)”。
今回は店内で使う厨房機器探しと三田の現場での打ち合わせです。

お昼に“Barnshelf(バーンシェルフ)”のオーナーさんと待ち合わせをして、
さっそく厨房機器を探しにとあるお店へ。
前回探していた建具の[隣に並べる什器]はこのことで、カスタマイズしてレジカウンターの一部に使用します。
オーナーさんと一緒に図面とも照らし合わせながら店内をじっくりとチェック。

前回と続けてですが、こうして一緒に買い物をすることでみえてくるオーナーさんの好み。
これを知ることはとても重要だと感じてます。
設計をする際に当たり前のことですが、お客様の好みを共有し、よく理解して、、、、
もちろん、一緒に選ぶ事で、内装のバランスも見ることができ、そして脱線しすぎないようにアドバイスすることや、
その場で思いつくアイデアをすぐに共有することもできるのも大きなポイントですが、
この事が、私にとってのお客様の案件を設計をする上で今後の様々な事柄に直結しているので、
本当に本当に大切なことだと感じてます。
なのでお客様の好みや趣向を知ることのできるこの時間をとても大切にしています。

さて、この日は厨房機器に加えて店内で使用できそうな(?)イス候補もたまたま、見つかって、
ちょっと掘り出し物を見つけた気分でした。
ある程度目星を付けて、改めてオーナーさんと奥さまで後日、再検討することになりました。
しかしながらいいモノから変なものまで今回も色々あったので手応えを感じる買い物でした。

その後、移動して三田の現場で施工業者さんとの打ち合わせ。
やれること、やれないことを業者さんと再度、検討・検証。現場をじっくり見てもらって、
持ち帰って再検討してもらったり。。
その後、施工の段取りなどもろもろを話して施工業者さんとは一旦別れて、私は個人的に現場を再度チェックし、
これらを踏まえて、オーナーさん細かい部分の打合せ。と言った流れでこの日は終了。

とはいいつつも、この日は現場へ向かう道中、川沿いの気持ちのいい道をオーナーさんに
ご案内頂いて、個人的にこれがメインになってしまったぐらい、楽しんでしまいました。

以上、余談でした。では。


設計 奥平

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Barnshelf(バーンシェルフ)webサイトはこちら
※2012年5月下旬オープン予定

これまでの打ち合わせの様子はこちら → Barnshelf no.01
                                                        Barnshelf no.02

2012.04.17

Barnshelf no.02



grafで内装デザインを担当している“Barnshelf(バーンシェルフ)”。前回の現場での打ち合わせに続き、
今回はBarnshelfのオーナーさんとshopスタッフの田中と僕で店内に使用する什器や建具を探しに
アンティークショップへでかけました。

オーナーさんにご紹介いただいたそのアンティークショップは古い民家と同上が連なった1軒家。
1階にはもともと剣道場があったとか。。
その家の中に雑然とヨーロッパ各地から買い付けたアンティーク家具や雑貨が所狭しと並んでおり、
アンティークならではの仕掛けが詰まった家具も多数見受られました。
オーナーさんと話をしながら店内を物色したり、途中お茶をいれてくださった店員さんから、
気がつけば仕事の相談を受ける場面もありながら、、、などなど、あっという間に3時間程も経っていました。

この日はお店のアクセントになるようなイーゼルやボディ(トルソー)、
そして本屋さんとしてのストーリーが生まれるような鉄製のミニ階段を購入。
この日見に行った中で1番の目当てだったレジカウンターにリメイクして使用する古い建具は、
オーナーさんと一緒にいろいろ見比べながら検討したものの、その[隣に並べる什器]との調和を考えた結果、
今回は見送りとしました。
しかしながら、店内を物色している際に生まれた陳列方法のアイデアや家具・什器の仕口、仕掛けなど、
新たな意匠のアイデアも多々出てきて、毎度思うことですが、単純に個人的によい刺激をいただきました。



次回は、[隣に並べる什器]をまたオーナーさんとあるところへ物探しに行く予定にしてます。

設計 奥平

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Barnshelf(バーンシェルフ)webサイトはこちら
※2012年5月下旬オープン予定

前回の打ち合わせの様子はこちら→Barnshelf no.01

2012.04.11

Barnshelf no.01



現在grafでは"Barnshelf(バーンシェルフ)”という自然あふれる場所に建つお店の内装デザインをしています。
実家の敷地内にある牛小屋を改装してお店を作りたいとご相談にこられたBarnshelfのオーナーさん。
もともと私の友人で、設計部の奥平くんとも知り合いだったこともあり、まずは軽くお話をしながら、
どんなお店にしたいか、どんなことをしたいのかなど、思い描いているお店のことを聞かせていただきました。
話をする中でどんなことができるのか、こんなのはどうだろうと本やパソコンを開きながら提案させていただき、
そこからお店づくりがスタートしました。
5月下旬のオープンへ向けて本格的に動きだした“Barnshelf”。
Progress of grafではその打ち合わせや現場の様子をレポートでお伝えしていきます。

先週は現場での打ち合わせのため、設計部の奥平くん、佛願くんと私の3人で一緒に“Barnshelf”へ。
新三田から車を少し走らすと自然溢れた道路沿いの中に大きな牛小屋がみえてきます。ここを改装して、
古書を中心とした本と衣食住にまつわるアイテムや雑貨を販売するスペースとちょっとお茶が飲めるような
喫茶スペースを作ります。現調や具体的なお話をヒアリングさせていただく中で見えてきたプランをオーナーさんと
図面を見ながら話し合いました。何をどこにつくるのか、どう配置するかなどレイアウトについていろいろ話ながら、
見直した方がいい点、変更点などをお聞きして、新しくでてきた案も盛り込みながらプランを調整していきます。
自然豊かな場所での打合せに途中参戦のお子さんが、つくしをいっぱい摘んできてくれたり、
聞きたいCDをもってきてくれたり(しかも選曲はなんと山下達郎の「RIDE ON TIME」!)と、笑いを交えながらの
楽しい時間となりました。

次回は新旧問わずアイテムを扱う“Barnshelf”の内装に合うような什器や建具を探すため、オーナーさんと一緒に
アンティークショップへ出かけます。どんなものに出会えるか楽しみです!

shop 田中


Barnshelf(バーンシェルフ)webサイトはこちら
※2012年5月下旬オープン予定
 

2012.04.04

シゼンのカケラ

暖かかったり肌寒かったり(嵐だったり!)の日々が交互に続いています。
今日この頃。
そんな移り気な気候に自分の性格を重ね合わせてみたり、花粉と奮闘したりしながら、僕はこの初春の時期を過ごしております。
みなさんはいかがお過ごしですか?

この時期は目に入る景色がめまぐるしく変化しますね。
桜も咲き出しました。

さて、今日は、そんな今の時期から読み出すのにピッタリな1冊の本を紹介します。
去年の秋の終わり頃にエルマガジン社さんから出版された、華道家・片桐功敦さんの「シゼンのカケラ」という本です。
出版にあたり、僕は本全体のアートディレクションを担当させてもらいました。
内容は、片桐さんが日々の暮らしの中で見つけたシゼンのカケラ(=小さな花たち)と交わした会話を綴ったものです。
さながら「植物一問一答」「植物万葉集」といった趣の全63話の珠玉のショートエッセイ集。
10年経っても20年経っても飽きないような普遍的なデザインを目指しました。
爆発的な大ヒットはないかもしれないけれど、ずっと買った人のお気に入りの本棚に並んでいたり、鞄の中に入れて持ち歩いたりしてくれたらいいな。
ちなみに僕は、枕元に「魯山人味道」と一緒にずっと置いています(笑)
眠りに落ちるまでのわずかな時間に読むのにちょうどいい。

エッセイは春の章からはじまり冬の章で終わるので、今から読み出すのにオススメです。
春は命が芽吹く季節。
いろいろな意味ではじまりの季節です。
さあ、あなたも、鞄の中にこの本をしのばせて、片桐さんのように、道すがら見つける小さな「シゼンのカケラ」と会話を交わしてみたらどうでしょう?
きっとその1日に小さな花が咲くでしょう。

"朝まだき早春の野原で摘んだタンポポはまだ眠りの中。これからの旅に向けて、ぐっすりと休んでいる最中。起こさないように、手の中に包んで歩く。
一歩先に咲いていたモクレンの花弁のベッドに静かに置いて、もう一枚、花弁の毛布を重ねる。
ゆっくりと目覚めよう。起きたら新しい旅が始まるのさ。"
(シゼンのカケラより抜粋)

にくいな~、片桐さん。
 

シゼンのカケラ
桜
枕元

グラフィック / 置田

2012.04.04

本のソムリエ

ご好評頂いております、the nature library 。
chapter 1はplants。
そしていよいよ4/4から、chapter 2. animals へ切り替わります!

plantsでは計4冊を購入させて頂きましたが、その中でも3冊目の「木の古民芸」は感動でした。

というのも、「こまつくんにこれ見せよ思うてん。いいやろ?」と、
コトバノイエの加藤さんが本を差し出してくれて、中をめくって見ていくと、
じわじわと鳥肌が…自然と笑みが浮かび…興奮しながら見入ってしまうほど、嗜好にはまる本でビックリしました。

日々、デザイン業務をさせて頂く中で、
時代の営みの中で必要な道具が生まれ、必然的に機能・形が導かれ、
そうして生まれた道具達は、長い時間使われることで、いつのまにか文化を象徴するほどの美しさ・強さを身にまとっている。
烏滸がましいですが、そんなものつくりを目指している僕にとって、この本はたまらないものでした。





そもそも「the nature library」は、grafのものつくりのプレゼンテーションの可能性について相談したことが
キッカケで、現在の展開に至っています。

ものつくりのプレゼンテーションというのは難しく、
商品は店頭に並べることで見て、体験してもらえるけれど、その商品の背景にある思想や哲学はなかなか伝えきるのが難しい。
そんなことを悩んでいて、加藤さんへ何気なく相談したのは、イームズやヤコブセン、ウェグナーなどの
時代を築いた偉大なデザイナー達の本が家具やプロダクトを同居しているのはどうか?というものでした。
すると加藤さんは 「いや、もう一つ深いところまで探ろう」 と言って、数日後…

加藤さん「デザインの寄って来たるところ、どこだと思う?」
僕   「…必然性ですか、、?」
加藤さん「それもあるけど少し違う」
僕   「…ん〜…」
加藤さん「僕は自然じゃないかと思うんだ。そう思わないか?」

という提案を頂き、
plants、animals、ocean、space、earth、という五つのテーマを投げ返し、ブレストを重ね、
「本をツールに巡る森羅万象の旅」をコンセプトに、shopでのlibraryがスタートしました。
shopページでも紹介しています。

加藤さんが「自然」をテーマにした理由の一つに、「わかりやすさ」があります。
「イームズやヤコブセンもいいけど玄人好みじゃないか?
もっと視野を広げて、多くの人にとって身近なテーマにしてみるのはどうかな。」と。共感。

そんなホスピタリティも兼ね備えた加藤さんを、
写真家の多田ユウコさんは、「本のソムリエみたい」と表現してましたが、当にその通り。
加藤さんは本当に物知りで、思慮深く、話しをするといつも何かヒントを与えてくれて、
きっと、悩んだ時に相談すると、多くは語らず本を差し出してくれる。そんな気がします。



そしていよいよ「森羅万象の旅」chapter2:animals が始まります。
是非ご覧になってみて下さい。
日々の生活の中で、少し視野が広がったり、視点が変わったり、
そんなささやかな変化のキッカケになる本がここにあるかもしれません。

komatsu(設計/shop)