Progress of graf

あなたと同じ日、同じ季節。私たちはあなたと同じように暮らしながら、
新鮮な発見や驚きを素にgrafをつくっています。

2013.11.29

柚子の収穫


大阪はここ数日で突然冬になりました。風も冷たく厳しくなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。先日、箕面ビールさんにお誘いいただき、D&DEPARTMENT PROJECT OSAKA店のスタッフの方たちと柚狩りに行ってきました。天候にも恵まれ今よりも気候は高く、ピクニック気分で楽しみました。とはいえ、一応目的は箕面ビールさんの人気商品「ゆずホ和イト」のための収穫のお手伝いです。箕面ビール本社に集合し、そこから車に揺られること小一時間。能勢茸屋本舗に到着しました。原木栽培のしいたけ狩りとバーベキューが出来る、食いしん坊にはたまらないところ(でも、今回は箕面ビールさんの人気商品「ゆずホ和イト」のための収穫のお手伝いです。いちおう)。驚くほどあっさりとした収穫時の注意が説明された後、皆収穫に取りかかりました。



小豆島カタチラボに於いて、各会期開催された“お弁当の会”のたびに小豆島の農家さん方を訪ねたことで、grafでは収穫王子の異名を持つことになった、なっかん(中野隼)も同行。収穫作業がはじまると皆、無言になっていきます。料理をするときも感じるのだけど、刃物を持って食べ物と向かい合うときは、どこか厳かな気分になります。黙々と柚子と向かい合って精神統一。



収穫体験というのは、はっきりいって農産者の方たちのお仕事のほんの一部分のことなので、ここだけを体験して「たのしい!」と言い切ってしまうのはたいへん恐れ多いのですが、しかしポコポコ実を付けた木を目の前にするとやっぱり単純にたのしい気分になります。今回収穫した柚子の木は、実生(接ぎ木せず種から育てたもの)から育てられたものだと聞きました。聞くところによると、実生の柚子の木は実が成るまでに十数年かかるそうです。拝みたくなる時間のかけ方に感動。おいしいものが自分の口に届くまでって、やっぱり時間がかかるものなのだな。能勢茸屋本舗さん、箕面ビールさん、貴重な体験をありがとうございました。今回収穫した柚子をつかって、現在収穫王子はお菓子の試作中です。近日中にメニューに登場し、皆さまのお口へとお届けしますので、どうぞお楽しみに。

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2013.11.13

瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島が終わってから思うこと

遅ればせながら瀬戸内国際芸術祭2013が先週11月4日(月祝)に終了しました。関わる事ができた皆さんに、ご来場の皆さんに、応援してくださった皆さんに、感謝の言葉を贈りたいです。本当にお世話になりました。ありがとうございました。


(2013年10月27日 山吉邸お弁当の会にて 撮影:MOTOKOさん)

さて、僕たちの展示テーマは、スタッフそれぞれが小豆島で見つけたモノをリサーチして新しいモノをつくる(ざっくりと言うと)というものだったので、春・夏・秋の三会期それぞれでリサーチ経過を展示していきました。展示入替期間中もリサーチは続くので大阪では皆、必死に作品制作に励んでいました。作品展示だけでなく各会期にイベントを開催したのでそのための準備や関係者とのやり取りもまぁまぁ頻繁に取り交わされ、小豆島にもうひとつgrafの活動拠点が出現した感じになりました。こういう状況が小豆島に出来たことに対して、僕たちが自身の取り組みへの感想を言うのはおこがましい気がするので控えておこうと思ってるんだけど、うまくいったこともそうではなかったこともきっとたくさんあって、でもなんとか何かに到達して、なにかが成立するというところに面白さと恐ろしさを感じたりしています。恐ろしさ、というか責任の重大さに気付かされたという言葉が当てはまると思うんだけど、それはもうgrafという組織に属している一人ということではなく、自分個人としての資質を試されているような恐ろしさで、はっきりいっていろいろなことに怯えながら取り組んでいました、僕は。無事に終わったーという感想もあるけれど、果たしてそれで良かったのか?とも思ったり。いろいろ挑戦したようにも思うし、やりきれなかった気もするし、本質的なところに訴えてくるこの感覚がいったい何なのか、未だに整理がつかないです。芸術祭参加作家としての立場がそう考えさせているからなのかなんなのか。

ちょっとネガティブな言い方になってしまったかもしれないですが、いろいろ学ぶことが多かったし、それはとても楽しかったです!なにより、ありがとうございます!という気持ちは確実にあるので、何とぞご容赦くださいませ。

瀬戸芸で、小豆島で関わった全ての皆さんへ
たいへんお世話になりました。またどこかでお目にかかるのを楽しみにしています。

飯田将平くんへ
また一緒に釣りしましょう。

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