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25周年を迎え、新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
2023年は私たちgrafが大阪南堀江より活動を始め四半世紀の25年を迎えました。少し忘れかけていた25年前を、年始にかけて思い返すことができました。
大阪の誇る東大阪や平野区、生野区の町工場の方々には、若僧に様々な教示を頂き、作り続け、磨きあげる極意や技術提供頂いたお陰で今の企画や製品が存在しています。大正区にラボを移した頃。地域性もあり造船職人の方々に木型作りを教わり、曲げ加工の製品が誕生したりと、、過去25年分を思い出すと、企画、製品開発から流通までに本当に沢山の方々との出会いにより、この道筋が出来たのだと感謝の気持ちが湧き上がります。先進を走り抜く先輩方からは、追随を振り切る独創性を受け、アイデアと共に方法論と企ての精度設計を学んだように思います。
考えれば、世界を見渡す視野の中に、やはり人がいて一緒になって課題に取組む姿勢や、随分先の未来を前に無数のアイデアを打ち出したりと、grafの多様な陣形によって生み出され続いています。やはり、ここにも沢山の人がいました。共働する時代に、違った性質、違った能力、違った立場が、新たな人を受け入れ、前進させる体制となり一つ一つのプロジェクトが推進されてきたのです。そこにいる「誰かの為に」未来を見つめ、求心性をもって遂行に至るのです。
9事業体からなるgrafは、昨年から10事業目となるバイオマスエネルギーをベースとするエネルギー事業が立ち上がりました。これは「つくる」に付きもののゴミの問題を解消する事でサーキュラーなシステムを成立させる為でもあります。ゴミからエネルギーを作り、循環させる仕組みの構築となりました。資材供給で起こる森林の問題から、形作る現場での問題が、次なる事業を生み出したのです。
今まで出会った方々と、これから出会う方々へ。

25年目を迎える今日、今まで経験は次に強力な「力」として、提供していきたいと思っています。企画力、製造力、販売力、普及力、持続力、そして「力」としてのエネルギーです。
 

そんな、これからの時代を。
皆様と私たちgrafは共に走り続けたいと願っています。
次の四半世紀へと。

服部 滋樹/graf一同