北加賀屋・「千鳥文化」オープンのお知らせ

かつて造船業で栄えた大阪・北加賀屋に残る旧千鳥文化住宅。船や家屋の廃材で建てられたブリコラージュ建築のユニークさを保存・改修し、「継ぐかたち」をコンセプトに新たに「千鳥文化」として8月26日（土）にオープンしました。grafは本プロジェクトのコンセプトやクリエイティブディレクションを担当させていただきました。

北加賀屋エリアのこうした工場跡や空家は、2004年から千島土地株式会社とアート関係者の協働により創造的な再活用が行われてきました。千鳥文化もこれらのプロジェクトの延長線上として、解体ではなく修繕工事によって外観や建物が持つ空間のユニークさをそのまま保存・活用する道を選びました。1階フロアでは食堂やバー、周辺地域の古材を集め展示・販売する“古材バンク”が営業。この地域に新たな仕事や資源の循環を生むクリエイティブな拠点に生まれ変わることを目指します。また、11月26日までは期間限定で、下道基行写真展「ははのふた／Mother’s Covers」、 「新しい骨董」も開催。ぜひお越しください。

8月26日のオープニングの様子

千鳥文化
住所 / 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-2-29