大阪・中之島周辺に位置する、文化施設を中心とした13機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織「クリエイティブアイランド中之島」。参画企業であるgrafは「クリエイティブアイランド中之島」の活動を伝えるだけではなく、エリアの価値向上にもつながるような取り組みも行なっています。
11月には、大阪中之島美術館や国立国際美術館、大阪市立東洋陶磁美術館をはじめとする文化施設にて、シンボルシンポジウムやナイトミュージアム、リバークルーズツアーを含む5つのプログラムを展開し、クリエイティブアイランド中之島の取り組みを内外に発信します。文化と経済の両輪による持続可能な都市のリブランディングによって、“世界中の人々が訪れ集うクリエイティブなまち中之島”を目指します。
11/20に実施する演劇作家・岡田利規氏の『「中之島15の場所での物語」トーク&リーディング』はgrafが運営するオルタナティブスペース”graf porch”で開催され、弊社代表の服部も登壇いたします。また、11/21には大阪市立東洋陶磁美術館とgrafのコラボレーションによる「中国文化とお茶を楽しむナイトミュージアム」を開催予定です。ぜひ足をお運びください。
「クリエイティブアイランド中之島 ─創造的な実験島─」
スペシャルウィークプログラム
実施期間|2024年11月1日(金)ー11月30日(土)
開催方法|実来場
詳細情報|https://nakanoshimalab.jp/post-1151/
主催|クリエイティブアイランド中之島実行委員会
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【クリエイティブアイランド中之島×JST サイエンスアゴラ×中之島パビリオンフェスティバル2025 共同企画】
ラウンドテーブルPlayable Island-中之島で実装する創造的なアイディアの提案
世界⼈⼝の半数以上が都市に暮らす現代、持続可能な未来都市のあり⽅を議論することの重要性がうたわれています。「持続可能な開発のための2030 アジェンダ/SDGs」が国連で採択されてから10 年後にあたる2025 年には、⼤阪・関⻄万博「いのち輝く未来社会のデザイン」が開催されます。そして同時期に、⽔都⼤阪のシンボルアイランド「中之島」では、“キタ”や“ミナミ”とは異なる、歴史⽂化と⽔辺環境を有する“シマ”の魅⼒と可能性を最⼤限に活かした「中之島パビリオンフェスティバル2025」を開催します。
そこでラウンドテーブル「Playable Island ― 中之島で実装する創造的なアイディアの提案」では、“Play(遊び)”を通して“Island (都市の島)”における共有体験や価値創造につながるアプローチを構想する機会の創出を⽬的とし、未来を志向する若い世代に呼びかけ、公共公開空地や⾈運・⽔辺空間などを活⽤する企画を共に考えます。私たち⼀⼈ひとりの意識や価値観が⾏動を変え、個⼈からコミュニティーへ、さらに地域や街の変化に、そして醸成へと寄与する集いになれば幸いです。
第1部(参加者限定)
13:00〜15:00
・概要説明とテーマ発表等
・グループワークショップ
第2部(⼀般公開)
15:00〜16:00
・主催者挨拶
⻄尾章治郎 (⼤阪⼤学総⻑/クリエイティブアイランド中之島実⾏委員会 委員⻑/中之島パビリオンフェスティバル2025 実⾏委員会 委員⻑)
・各グループによる発表
16:00〜17:00
・講評とクロストーク
登壇者:菅⾕富夫(⼤阪中之島美術館 館⻑)
堀越礼⼦(朝⽇新聞社 取締役⻄⽇本統括/⼤阪本社代表兼⽂化事業エグゼクティブプロデューサー)
総合司会:⽊ノ下智恵⼦(⼤阪⼤学21 世紀懐徳堂 准教授)
⽇時|11⽉24 ⽇(⽇)
13:00〜15:00 第1部=グループワークショップ(参加者限定)
15:00〜17:00 第2部=グループ発表、講評とクロストーク(⼀般公開)
場所|⼤阪中之島美術館 1階ホール
定員|第2部参加者60 名=事前申込優先 ※定員になり次第締切
参加料|無料
主催|⼤阪⼤学21 世紀懐徳堂、クリエイティブアイランド中之島実⾏委員会、独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振興会、⽂化庁
共催|中之島パビリオンフェスティバル2025、科学技術振興機構、⼤阪中之島美術館
委託|令和6年度⽇本博2.0 事業(委託型)
問い合わせ|ラウンドテーブル企画「Playable Island」合同事務局(npf_ci_scienceagora2024@astem-co.co.jp)
【アーティストディレクションによる中之島プロモーション(クリエイティブコンテンツ)】
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰の岡⽥利規「中之島15 の場所での物語」を創作発表
Point 1 / 中之島×世界的アーティストによる⾔葉による表現
クリエイティブアイランド中之島では、中之島のユニークベニューを舞台にした国内外で活躍するアーティストによる創作発信プロジェクトを実施。ビジュアル重視の時代において、あえて⾔葉による表現に着⽬し、ミーティングポイントを活⽤した創作実験を展開してきました。ゲストに、独特の⾔語・⾝体表現を通じて現代社会を捉えた作品で世界的に活躍する演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰の岡⽥利規⽒を迎え、2018 年の最⻄端空⽩地帯「⻄の⿐」をテーマにした劇作構想後、数回のリサーチと滞在執筆によって、今夏、「中之島15 の場所での物語」が創作されました。
Point 2 / 15 のオリジナルストーリーと15 の場所が融合する想像の旅への誘い
⽔辺環境や⽂化施設や⾼層ビルはもとより、過去から現在の歴史⽂化や未来的SF 的感性が混在する15 個のオリジナルストーリーが、2024年11⽉1⽇(⾦)より、中之島15 か所のミーティングポイントに配架されます。来島者が実際の場所に訪れ、“その1枚”を⼿にして読み進める⾔葉に導かれ、⽬の前の景⾊と物語の世界観がオーバーラップする想像の旅へと誘われます。
Point 3 / 2024 年プレ事業・2025 年万博に向けた展開
2024 年、中之島を舞台にした⼩説の宮本輝「泥の河」や⾼村薫「⻩⾦を抱いて翔べ」などに次ぐ物語が誕⽣し、実来訪と移動を伴う唯⼀無⼆の物語体験となることでしょう。2025 年には、新たなクリエイターへと繋ぎ、映像やAI ⽣成によるリアルとバーチャルの混合表現をテーマにした展開を⽬指します。
作品タイトル/ミーティングポイント場所一覧
Profile|岡田利規
演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。チェルフィッチュでは2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で作品を上演し続けている。音楽家・美術家・ダンサー・ラッパーなど様々な分野のアーティストとの協働を積極的に行なっている。2016年からはドイツの公立劇場レパートリー作品の作・演出を継続的に務め、2020年『掃除機』(ミュンヘン・カンマーシュピーレ)および2022年『ドーナ(ッ)ツ』(ハンブルク、タリア劇場)でベルリン演劇祭に選出。小説家としては、2007年に『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(新潮社)を刊行。第2回大江健三郎賞受賞。2022年に『ブロッコリー・レボリューション』(新潮社)で第35回三島由紀夫賞および第64回熊日文学賞を受賞。2025年からは東京芸術祭のアーティスティックディレクター、2026年からは東京芸術劇場の芸術監督(舞台芸術部門)に就任する。
【中之島プロモーション/アーティストクリエーション】
「中之島15の場所での物語」トーク&リーディング
11月1日より中之島のミーティングポイント15か所での配架をスタートした、演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰の岡田利規氏による「中之島15の場所での物語」。2019年からリサーチを重ねる中で、実際に滞在して執筆の場ともなったgraf porchにて、岡田氏とコラボレーターとの対話を通じて作品の魅力を紐解きます。作者自身のリーディングも予定しています。
登壇者|
岡田利規(演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰)
服部滋樹(graf代表、クリエイティブディレクター)
竹内厚(編集者)
司会|
木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂准教授)
日時|11月20日(水)18:30-19:30(受付18:00-18:30)
会場|graf porch
定員|40名
料金|1500円(税込)
【エクスチェンジプログラムvol.1 大阪市立東洋陶磁美術館×graf】
中国文化とお茶を楽しむナイトミュージアム
今春、リニューアルオープンした東洋陶磁美術館で開催中の「中国陶磁・至宝の競艶」にちなんで、特別な中国茶を味わいながら中国文化について語り合う、スペシャルな夜の茶会を開きます。新たに誕生したガラス張りのエントランスをクリエイティブユニットgrafのファニチャーで設えた、一夜限りの空間とともにご堪能ください。
登壇者|
黄安希(中国茶會無茶空茶主宰)
小林 仁(大阪市立東洋陶磁美術館 学芸課長代理)
茶事|
黄安希(中国茶會無茶空茶 主宰)
川西まり(TE tea and eating主宰)
日時|11月21日(木) 18:00-19:30(受付17:45-18:00)
会場|大阪市立東洋陶磁美術館
定員|30名
料金|3000円(税込、展覧会チケット代含まず)
主催|大阪市立東洋陶磁美術館、graf
協力|アートエリアB1
【エクスチェンジプログラムvol.2 国立国際美術館×大阪中之島美術館】
コレクションをめぐるナイトミュージアム ツアー&トーク
国立国際美術館と大阪中之島美術館で、それぞれのコレクションをテーマにした特別展が開催されています。ギャラリーツアーでは、各館の担当学芸員が、出展作品の中から複数作品を選りすぐり、展覧会のみどころを語ります。両館をつなぐトークでは、美術専門誌編集長の視点から、コレクション展の可能性等について掘り下げます。
登壇者|
安來正博(国立国際美術館 研究員)
高柳有紀子(大阪中之島美術館 主任学芸員)
トーク聞き手|
橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)
日時|11月23日(土・祝) 16:00-20:00(受付14:00-18:10)
会場|国立国際美術館、大阪中之島美術館
定員|30名
料金|4000円(展覧会料金を含む、税込)
※展覧会当日のみ引き換え。展覧会チケットは、当日以降でも利用いただけます。
主催|大阪中之島美術館、国立国際美術館
【中之島プロモーション/クルーズ企画】
RADIO CRUISE 中之島 -歴史・建築・アートをめぐる小旅行-
水都大阪のシンボルである中之島は、中世から現代に至る歴史文化と名建築群、自然を感じる公園や水辺を訪れることが可能です。人気DJの野村雅夫氏をゲストに迎えたスペシャル・リバークルーズでは、ラジオ番組のように、歴史・建築・アートにまつわるエピソードや音楽を紹介し、水上から眺める中之島の楽しみ方を提案します。
DJ出演|
野村雅夫(FM COCOLO DJ、翻訳家)
日時|11月30日(土) 11:00-12:00(受付10:30-11:00)
集合場所|八軒家浜船着場
ルート|土佐堀川〜堂島川を経て中之島を1周
料金|4000円(チケット料金を含む、税込)
定員|40名
協力|一本松海運株式会社、FM COCOLO
クリエイティブアイランド中之島について
水都大阪を象徴する “ 中之島 ” は、美術館やコンサートホール、 科学館、国際会議場などの多様な文化施設や歴史的建造物、企業の高層ビル群と、公園や水辺環境が共存する他に類を見ない都市の中州であり、パリのシテ島、ベルリンのムゼウムス・インゼルのように世界に誇る国際的な文化資産に満ちています。
「クリエイティブアイランド中之島」は、13機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織が、中之島エリア全体をユニークベニューとしての「創造的な実験島」に見立て、様々なクリエイティブコンテンツを開発・創出していきます。