「cut piece」シリーズ第3弾として、りんごをテーマにした新作「りんごのいれもの」と「りんごのプレート」を11月30日より発売します。
この「cut piece」シリーズは、<graf> と<暮らすひと暮らすところ> が2012年、2013年と共同で開発し、製作した真鍮のプロダクトです。本物のりんご、たまねぎ、レンコンの欠片から型を取ったテーブルウェアで、真鍮製のオブジェのようですが、自然の美しい形の中から実用的な要素を発見することで生まれたシリーズ。
今回発表する「りんごのいれもの」と「りんごのプレート」は、いずれも磁器で製作。石膏の型に粘土を流し込み、型を写し取る事でできる鋳込という技法で作られています。磁器にすることで真鍮では得られなかった、食器としての優れた部分がプロダクトに活かされました。繊細な磁器の表情は、耐熱性にも優れています。
「りんごのいれもの」は、りんご1個を型取りしました。
ヘタがモチーフの「上手なヘタ」と合わせ、ピクルスやお酒のおつまみなどを入れる小鉢のように使用します。
容器の内側は、施釉することで、汚れが付きにくい仕様となっています。
「りんごのプレート」は、スライスした果実から型取りしました。
2枚一組のプレートは、菓子器やコースターとしても使用できます。それぞれ、上面は施釉し、裏面は磨きで仕上げられています。
商品概要
戸田 祐希利|TODA Yukitoshi
「暮らす人暮らすところ」代表
2011年から大阪を拠点に、各地の作り手と使い手の間をフラットにするデザインを目指し活動。
2016年9月、拠点を出身地の愛知県に移す。
作り手のもとを巡りながら、新たなプロジェクトを進行している。
1977年 愛知県生まれ
2000年 フィンランド Lahti institute of design
2002年 高岡短期大学産業造形科木材工芸専攻卒業(現 富山大学芸術文化学部)
2003年 木工家具工房 家具職人
2005年 量産家具メーカー営業部を経て、商品開発・設計部門
2011年 暮らすひと暮らすところ設立
日常の暮らしが起点となる商品を、使う人、作る人たちと一緒に考える場所を理念とし、
暮らしに豊かさがにじみ出すようなものづくりを心掛けています。
「cut piece」シリーズ第1弾、第2弾の商品
「りんごの文鎮」 / 「箸置きなタマネギ」 / 「レンコンで栓抜き」 / 「鍋敷きなタマネギ」