KIITOにて、2020年11月22日までKOBE URBAN FARMING WEEK 2020 を開催中。
dot architectsによる会場構成では、神戸の食材そのものを使って神戸の風景や生産の流れを表現し、フードマイレージの計測も行うなど持続可能性も追求しています。
オープニングイベントとして、料理人 Farmoon主宰の船越雅代さんをお招きし、神戸市内で生産されている11月の食材をEdible Landscape (エディブル・ランドスケープ)として可視化し、食す集いを開催しました。
新型コロナの影響で酒米の出荷量が低下していることを知り、食都神戸らしい酒米の新たな可能性を探るため酒米をビリヤニに使うというメニューを考案していただきました。多国からさまざまな文化を取り入れて発展してきた神戸の特色を表すように各国のスパイスを使用しています。
また、神戸ウォーター六甲布引の水とゼラチンだけでつくるゼリーなどを作っていただき、船越さんのお話と共に豊かな食事の時間を楽しみました。
FLOW
メニュー |
神戸をサラダに
ビリヤニ
甘水:水のデザート
ビリヤニの材料|
・魚(垂水港で購入したハマチを使用)
・玉ねぎ、カシューナッツ、にんじん
・にんにく、しょうが、パクチー、ミント、ヨーグルト、塩
・スパイス(シナモン、八角、カルダモン、クローブ、ブラックカルダモン、クミン等)
作り方|
・スパイスは半分をブレンダーで挽いて粉状に、半分をホールのまま煮出して使います。
・ハマチを塩と粉状、ヨーグルトを混ぜる(お肉の場合も同様)
・酒米をホールのままのスパイスミックス、水と混ぜる。
半分火が入るくらい一緒に茹で、ざるにあげます。この時の水はとっておく。
・鍋油を敷いて、魚を底に、次に酒米を薄く敷く。
・玉ねぎ、レーズン、ナッツなどを先にオーブンで焼き、他はフライパンで炒めます。
・野菜と酒米を3回くらい層に敷いていく。
お米を炊いた水を足して、蓋をして10分くらい炊く。
・さいごに、塩で味を整える。
撮影:岩本順平
「食都神戸」を目指す2020年度の取り組みスタート!withコロナ時代の新たな食文化の構築を目指して 神戸市は、人口150万人を抱える大都市でありながら、北部・西部には農業生産額で近畿圏第3位を誇る農業地域(里山)、南部には瀬戸内海で営まれる漁業地域を有しており、豊かな食材が生産されています。また、都心は港町として交易を中心に栄えてきた経緯から、独自の多様な食文化が醸成されています。 2020年は、多岐に渡る「食都神戸」関連事業を民間事業者と連携して総合的に運営する事務局を設置し、「神戸アーバンファーミング(都市農業)」をテーマに、新たなプロジェクトや既存事業の拡充に取り組みます。 新たな食文化の創造と向上を目的として、昨年度も実施したFARM to FORK(食都神戸DAY)やローカルフード(神戸産食材)を活用したフェア、ローカルレストラン(神戸市民に愛される飲食店)の発信を拡大するとともに、今年度から新たに都市公園での農的空間の創出、食×建築・アートイベント、他都市との広域ネットワークの構築にも着手します。新しい生活様式を見据えた、市民や来街者、生産者、事業者(飲食店)が、「食」と「農」をより身近に感じ、神戸の暮らしの源となる事業を展開していきます。