公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団の設立40周年を記念し、展覧会「無形にふれる」を開催。grafは、企画・デザイン・展示構成等のディレクションを担当いたします。
ポーラ伝統文化振興財団では、日本の優れた無形の伝統文化を次世代につなぐ活動を行ってきました。
40年の活動の集大成となる本展では、伝統文化の第一線で輝く人々の作品や舞台を生み出すわざ、美意識や想いといった、文化の本質を感じることができます。本展では、伝統芸能、伝統工芸、民俗芸能という3つのカテゴリーにわけ、こうした従来の「伝統文化」のイメージを一度解体したのち、デザイン的なアプローチで再構築。思想家ルドルフ・シュタイナーの「12感覚」をヒントに、今を生きる私たちの美意識を、驚きや親しみとともに呼び覚まします。
古からの型を守りながらも、時として革新的であったからこそ現代に受け継がれてきた伝統文化。見えない魅力にふれ、聞こえない音に耳をすませる行為は、旅先で感覚を開いて新しいものを吸収するようなもの。旅を終えたあとには、これまでとは違う世界が広がっているでしょう。
ポーラ伝統文化振興財団 40周年記念展「無形にふれる」
会期:2020年1月18日(土)~2月16日(日) 会期中無休
時間:11:00~20:00 (入場は19:30まで)
入場料:無料
会場:POLA MUSEUM ANNEX 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
主催:公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団
企画・会場構成:
公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団
株式会社乃村工藝社
graf (有限会社デコラティブモードナンバースリー)
今回の展覧会に合わせ、特別サイトをオープンしました。企画チームが6つの伝統文化の継承者を取材して感じた新鮮な想いを、「展示の見どころ」や「取材記」にてご紹介していきます。異なる伝統文化の作品や資料が集まる、豊かな展覧会の入り口としてぜひ本サイトをお楽しみください。