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「 communication 」
exhibition of PLETHORA MAGAZINE


HOHHUG AND KOTSUIS THE TWO RAVEN SERVANTS OF PAHPAQALANOHSIWI
by Edward S. Curtis, Photogravure, 1914
9号 P26-27より抜粋

2022年3月12日(土)-3月21日(月・祝)の期間、graf porchではデンマークの首都、コペンハーゲン発のアート・サイエンスの雑誌『PLETHORA MAGAZINE』の展覧会「communication」を開催します。


EDISON’S LIGHT
by Robert & Shana ParkeHarrison, 1999, Photogravure
4号 P48-49より抜粋

『PLETHORA MAGAZINE』は、2013年に編集長であるピーター・ステフェンセンがスタートさせたプロジェクト。本誌はポスターサイズ(700×500mm)という従来の雑誌の概念を大きく覆した判型で、芸術と学問の歴史的記録から慎重に吟味しながら、現代芸術家を特集した異色の編集内容で構成されています。


Large herd of zebras in Tanzania’s Serengeti National Park.
by Tomasz Gudzowaty, 1999
6号 P48-49より抜粋

紙面の印刷はヒンドゥー教寺院であるNarayana Press Yoga Ashramの伝統的な印刷技術に対する深い情熱から生まれました。写真やアートワークの良さを最大限に活かすため、内容に合わせて異なる紙と印刷手順を踏み長い期間を経て制作されます。

Narayana Press Yoga Ashram

インドの作家・哲学者であるスワーミー・ナラヤナナンダによって1955年、インドのヨガの聖地であるヒマラヤ,リシケシに設立、1972年にはインドからデンマークのコペンハーゲンへ移動、寺院と平行して農業や養蜂など、印刷業以外にも多くの取組みを行っている。また本業の印刷においては、熟練された高度な技術に、最新の印刷設備と古典的なオフセットを使用。その独自の印刷技術は、世界屈指の最高品質と評され、PLETHORA MAGAZINEを中心に様々な画集、写真集等を請け負っている。

 

今回は現在まで発行された1-11号の中から、communicationにまつわるページを再構成し、伝達、伝染、連絡、通信、交流など解釈が多様なテーマでありながら、最新号に至るまで一貫して共通する「知的好奇心への羨望」に着目し、雑誌という領域から空間・展覧会へと拡張します。

左:10号表紙 右:11号表紙

生物のくらしや営み、他者との対峙を再度考察する事で、近年めまぐるしく変化する生活の基準や複雑に交差する社会との関係性を新たに考える機会となれば幸いです。

開催概要
期間 | 3月12日(土)-3月21日(月・祝)
時間 | 11:30-18:00
定休日 | 3月14日(月)
場所 | graf porch(大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 2F)
問合せ | 06-6459-2082(担当:猪子)

※期間中トークイベントなどの開催を予定しております。
詳細はSNS等で告知させていただきます。