grafが進行・デザインしたJohn Gan Jihnによる展覧会「Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから」を、2020年9月26日(土)–10月18日(日)の期間、奈良県天理市のホワイトキューブのギャラリー「Art-Space TARN」と上街道沿いに佇む滝野邸町家の2会場にて開催いたします。
本展は、天理市と共同で進める、天理市のブランディング事業「めぐみめぐるてんり」の一環として、関西在住の若手アーティスト支援を目的として、現代美術の展覧会、 第一弾として京都を中心として活動するアートコレクティブ「John Gan Jihn」によるものです。
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Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから
作家|John Gan Jihn
会期|2020年9月26日(土)‒10月18日(日)
時間|10:00–17:00
休廊日|火・水曜日
会場|Art-Space TARN/ 滝野邸町家
入場|無料
主催|天理市
協力|奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会
進行・デザイン|graf
トークイベント
日時:9月26日(土)18:00–19:30
出演:米村優人/藤本流位 他(John Gan Jihn)
進行:服部滋樹(graf代表)
会場:Art-Space TARN(5名まで要予約)& ZoomYouTube配信
予約先:artspacetarn@gmail.com または 0743-63-1001(天理市役所総合政策課)
*当日は展覧会会場であるArt-Space TARNから配信いたします
*Art-Space TARNでトークをお聞きいただけますが(要予約、今後の状況によってはオンラインのみでの開催と変更する場合があります
*予約をしていただきますと、事前にZoomYouTubeの詳細をお知らせいたします
*Art-Space TARNのWEBサイトにてZoomYouTubeの詳細を直前にお知らせいたします
アーティストステイトメント|
私はこの天理という場所にとって全くの他者だ。
それにもかかわらず、展覧会を開催することになった。知らないところで大きな力が作用したことによって、このような機会が与えられた。
この展覧会にて、私は落下する隕石のように、土地のなかに介入していくことになるだろう。私は自問する隕石だ。落下してしまったことについて考え、落下したことで何が起こるのかを考えねばならない。
本展覧会は、力を加えること/加えられることの相互関係を軸に構成される。権力のように大きなものが私たちに対して働きかけてくる一方で、自らも力を振りかざして物事を動かす。私たちは自らが力を使うということに意識的であるが、その私たちの主体性も、環境やシステムなどのより大きな力によって決定されているということも忘れてはならない。力が加えられていることが前提であり、そのなかで私たちは自らの力を振るう。落下する隕石は、それ自体が圧倒的な力である。しかし、その隕石をどのように捉えるのかということも、私が隕石に対して力を振るうということだ。(John Gan Jihn)
John Gan Jihn(じょんがんじん)
2019年、米村優人と藤本流位によって京都にて結成。特定の個人に起こった「ある普遍的な出来事」をコレクティブ全体の問題意識として共有することで、その個人が抱える苦痛や不安感を拡張し、あたかもそれが破滅的なカタストロフであるかのようにでっちあげる。そのカタストロフをもとに彫刻、映像、サウンドスケープなど複数のメディアを使いながら、空間、あるいはプロジェクトとして構成・編集する。今回のメンバーは、米村優人、藤本流位、藤村南帆、HOO VOE、大西晃生、倉知朋之介、長谷川大祐、竹浦曽爾、岡はるか、涌田千尋、坂本森海。
レギュラーメンバー
米村優人 YONEMURA Yuto
粘度、石、FRPなど多用な素材を用い「超人像」と呼ぶ彫刻作品を制作している
1996年 大阪府生まれ
2019年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 総合造形コース 卒業
藤本流位 FUJIMOTO Rui
現代美術における暴力の表象とそれらが精神に与える心的外傷について研究を
う
1997年 福岡県生まれ
2019年 京都造形芸術大学 歴史遺産学科文化財保存修復・歴史文化コース 卒業
2019年 立命館大学大学院 先端総合学術研究科 入学