“機能”ではなく、アイディアを引き出すプロダクトを
grafのオリジナルプロダクトTROPEのバージョン4.0「TROPE HACKS」シリーズを発表いたします。
2020年11月1日(日)から3アイテムの受注を始めます。
TROPEはあらかじめ決められた用途や役割を与えられていない、使い手の想像力を伴うことで機能を見出すオリジナルプロダクトです。物や情報があふれる今の時代に必要なものは何か?を考え2011年から作り始めました。
2018年からは建築家、哲学者、木工家など異なる領域で活躍している方々とTROPEの概念を再構築しながら、展覧会やワークショップを経て実験と検証を繰り返しています。
これまでのプロダクトに大切だとされる機能ではなく、アイディアを引き出す知恵、サバイブのための道具づくりを目指し、誤解を恐れずに言えば“不便な道具”を作るということを考えプロダクトを生み出しています。
新たに生み出された「TROPE4.0」の使い手となり、日々の生活にアイデアが溢れることを願っています。
T4-1 「石と木」dot architects
道具以前の道具
「石」と「木」という物質は、太古の昔からそれぞれの特性に合わせて人間や動物によって広く使用されてきました。今回のプロダクトは、そんな「道具以前の道具」に少し手を加えたものです。現代を生きる私たちが最も原始的な素材に触れることで思いがけない知恵を得ることができるかもしれません。
MATERIAL:真鍮 / ナラ / 石
SIZE:φ300mm×(H855mm)
PRICE:¥72,000+tax
T4-2 「浮遊」カワイハルナ
物体の重みがありながら浮遊感が漂うプロダクト
「物体の重みがありながら浮遊感が漂う」という矛盾した魅力から、使い手の想像力を伴うことで個性が出るような道 具を考えています。重力を無視した思考が立体と平面を往来しながら架空の造形物を実在させ、新たなものの見方を提 示します。
MATERIAL:アルダー
SIZE:W320×D60×H370mm
PRICE:¥89,500+tax
T4-3 「TRAPの種」関西大学 SABRG
「何気ない日常」=無意識の予想が的中し続けること
エレベーターを待っている間、中に乗っているのは元気な小学生?お母さん?私たちは漠然とそうした可能性を思い描 いて生きています。日々の生活がなにげなく受け止められるのは、それが予想した範囲内のことだから。日常の中で無 意識に思い込んでいる行為の連鎖や身体の使い方に注目しています。
MATERIAL:スギ / チップウレタン
SIZE:W300×D300×H330mm
PRICE:¥96,000+tax
撮影:木村華子
11月1日(日)から、grafが運営する暮らしの実験空間「graf porch」がオープン。
graf porch内のギャラリーにて、新作商品および製作のプロセスを伝える場所を設けます。