人から人へと伝わることで培われていった経験や知恵。木桶はそれがカタチになったものではないだろうか。このカタチをもう一度紐解きながら、技術の伝え方やカタチの受け継ぎ方について考えてみる。 制作 / 小松 祐介(プロダクト)千葉 禎(設計)服部 智樹(graf labo)
絵で残す 醤油づくりで使われる30石サイズの木桶を原寸図面化し、その構造と工法を家具製作方法と比較した。また製材から加工、組み立てまでの工程をイラストにし、受け継がれてきた技術や知恵の全体像を俯瞰してみた。
技術を置き換える 桶の側板の構造を丸くRを取ることで、正多角形構造をつくることを簡易にした。家具づくりと桶づくりとの対比から導かれたかたち。