京都を中心に活動する新工芸舎による展覧会、ものごとの隙間を開催しました。
新工芸舎は3Dプリンタ等のデジタルファブリケーションツールを使った新時代の工芸的なものづくりの可能性を探求する設計者集団です。 3Dプリンタなどのデジタルファブリケーションツールは個⼈への技術の回帰、⽣産⼿段の⺠主化を実現しつつあります。その変化がもたらす⽂化的な意味合いや、人間個⼈の態度に現れるポジティブな変化について考えるべく、自らのコレクティブを”新工芸”と表現し、活動しています。巨⼤なシステムに依存せずとも、個⼈や組織がものづくりを通して主体的に⽬前の課題に取り組み素材と触れ合い試⾏錯誤すること、ものづくりの過程を通して他者と繋がっていくということ。 そのような”工芸的”な関わり⽅を実践的に取り組んでいます。
新しいプロダクトの制作をはじめ、3Dプリンタの製造ラインで発生する廃棄PLAのアップサイクル開発、福祉プロジェクトへの貢献、建材としての利用など、様々な分野の「隙間」にfitするようなものづくりのあり方は、接続することのなかった文脈への新たな可能性を感じさせます。
今回はその中から、「のせ物」「tilde」「Shippan Redesign Project」の3つのプロジェクトを中心に紹介し、ものづくりのあり方を再考しながら、他者(または異物)とコミットする方法論を見出します。
Team
期間 | 2022年7月23日(土)-7月31日(日)
時間 | 11:30-18:00
場所 | graf porch(大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 2F)
ディレクション、会場構成|猪子大地(graf)
グラフィックデザイン|吉田瑞紀
【 クロージングトークイベント 】
日時:7月31日(日)14:00-
登壇:三田地 博史(新工芸舎 主宰)× 大下裕司(大阪中之島美術館 学芸員)
新工芸舎主宰の三田地さんと、ゲストに大阪中之島美術館学芸員の大下さんをお招きしたトークイベントを開催。
工芸、デジタル、近現代美術の関係と共存について、7月23日から開催となる岡本太郎展の内容を交えながらお話いただきました。
予約 | 不要
参加費 | 無料